
デスクを広く使いたい、PCの置き場所がない。そんな理由でミニPCが気になる人は増えています。ただ「ミニPCでゲームはできるのか」は構成次第で答えが大きく変わります。この記事では、ミニPC専門メーカーMinisforumを例に、用途別にどこまでゲームができるのか、買う前に確認すべきポイントを整理します。
結論を先に言うと、内蔵GPUモデルは軽めのゲームや少し前のタイトルが中心で、重い最新ゲームを快適に遊ぶならグラフィックボード搭載モデルか、割り切って通常のゲーミングPCが現実的です。
ミニPCでゲームはどこまでできる?
- 内蔵GPU(Radeon 780M / 890Mクラス): eスポーツ系タイトルや軽めのゲームをフルHD・設定控えめで遊ぶ用途が中心。最新の大作を高画質で、は厳しい。
- OCuLink対応モデル: 外付けGPUボックスを後から足せる。将来の拡張余地として見る。
- グラフィックボード搭載モデル(AtomMan G1 Pro等): ノート用RTX 5060等を内蔵し、本格的に遊べるが価格は30万円前後。サイズは「小型PC」であって手のひらサイズではない。
買う前に確認したい3つのポイント
価格は「ベアボーン」と「完成品」で大きく違う
Minisforumの表示価格で一番安いのはメモリ・SSD・OSなしのベアボーン構成のことが多いです。たとえばUM870 Slimはベアボーン51,199円ですが、32GBメモリ+1TB SSDの完成品は153,599円(いずれも2026年10月31日確認のセール価格)。買うときは必ず「メモリ・SSD・OS込みの構成か」を確認してください。
保証は公式ストア直販のみが対象
公式ストアで直接買った製品は通常24か月保証ですが、Amazon等のマーケットプレイスで買った製品はこの保証の対象外と明記されています。価格差だけで購入先を決めないほうが安全です。
返品は未開封のみ
到着後30日以内の返品は未開封品に限られ、手数料5%と返送送料がかかります。「試して合わなければ返す」はできない前提で選んでください。送料は5,000円以上の購入で無料です。
用途別のおすすめモデル(Minisforum)
省スペースと軽いゲーム: UM870 Slim
Ryzen 7 8745H + Radeon 780M。32GB+1TB SSD構成で153,599円(通常191,999円)。126.8×130×50mmの小型筐体でVESAマウント対応。デスク裏に隠す使い方もできます。
内蔵GPUで一番強いクラス: AI X1 Pro-370
Ryzen AI 9 HX 370 + Radeon 890M。32GB+1TB SSD構成で214,399円(通常267,999円)。OCuLinkとUSB4×2を備え、後から外付けGPUを足す余地もあります。
本格的にゲームを遊ぶ: AtomMan G1 Pro
Ryzen 9 8945HX + GeForce RTX 5060(またはRadeon RX 9060 XT)。32GB+1TB SSD構成で299,999円(通常374,999円)。3.81kg・215×57×315mmとミニPCとしては大きめですが、据え置きのゲーミングPCと置き換えられる性能帯です。
ミニPCとふつうのゲーミングPC、どっちがいい?
省スペース性と静かさ、消費電力の少なさはミニPCの強みです。消費電力が小さい分、電気代も抑えられます(関連記事への内部リンク: 「ゲーミングPCの電気代計算ツール」)。一方、価格あたりのゲーム性能と拡張性では通常のゲーミングPCが有利で、予算を抑えたいなら中古ゲーミングPCという選択肢もあります(関連記事への内部リンク: 「中古ゲーミングPCの選び方」)。「場所がない」が一番の理由ならミニPC、「性能とコスパ」が一番なら通常のゲーミングPC、が選び分けの目安です。
まとめ
ミニPCは「小さいから弱い」時代ではなくなりましたが、遊べるゲームの範囲はGPUで決まります。軽いゲーム中心なら内蔵GPUモデル、本格派ならグラボ搭載モデルか通常のゲーミングPC。ベアボーン価格に惑わされず、完成品の総額で比較してください。

コメント