BTOゲーミングPCの購入画面では、メモリ・SSD・電源・CPUクーラー・OS・Wi-Fi・延長保証など、さまざまなカスタマイズ項目が表示されます。
選択肢が多いため、「全部上位にした方がいい?」「何を優先すればいい?」「標準構成のままではダメ?」と迷いやすいポイントです。
結論からいうと、BTOのカスタマイズは全部変更する必要はありません。
まず必要なGPU・CPUを決め、そのあとで不足すると困る部分、後から交換しにくい部分、実際の用途で使う部分から予算を使うのがおすすめです。
カスタマイズの基本的な優先順位
- GPU・CPU:最初に必要性能を確保
- メモリ:不足しない容量にする
- SSD:ゲーム本数・用途に合わせる
- 電源:GPU・CPUに対して不足させない
- 冷却:CPU・騒音・使用時間で判断
- Wi-Fi・Bluetooth:必要な人だけ追加
- Windows Home / Pro:Pro固有機能を使う人だけ
- 延長保証:PC価格・保証範囲・自己修理能力で判断
使わない機能へ予算を使うより、まずゲーム性能と不足しやすい容量を確保する方が重要です。
- BTOカスタマイズで一番重要なのはGPU・CPU
- カスタマイズより上位のベースモデルを選ぶ方がいい場合もある
- BTOカスタマイズの優先順位一覧
- メモリは容量不足を防ぐことを優先
- 16GBから32GBへの変更は検討しやすい
- 64GB以上は用途が決まっている人向け
- SSDはゲームを何本入れるかで決める
- SSDは後から追加しやすいので優先しすぎなくてもいい
- 電源は容量だけでなく構成全体を見る
- 必要以上に巨大な電源へ変更する必要はない
- 電源はSSDやメモリより交換が面倒
- CPUクーラーは高価な水冷なら良いとは限らない
- CPUクーラーの優先度が高くなる人
- ケースファンは温度だけでなく騒音にも関係する
- Windows 11 Proはゲーム用という理由だけで追加しなくていい
- Wi-Fiは有線LANを使えるなら必須ではない
- 延長保証はPC価格だけで決めない
- 見た目のカスタマイズは最後でいい
- 後から交換しやすいパーツ・交換しにくいパーツ
- 予算が足りないときは何から削る?
- 削りやすいカスタマイズ
- 逆に削ってはいけないところ
- 標準構成のまま買ってもいい?
- BTOカスタマイズでありがちな失敗
- 用途別のカスタマイズ例
- BTOカスタマイズを6ステップで決める
- BTOカスタマイズに関するよくある質問
- BTOメーカーを比較するとカスタマイズしやすい
- 結論:全部上位にせず、必要性能→容量→交換しにくい部分の順で決める
- GPU別にBTOを比較する
BTOカスタマイズで一番重要なのはGPU・CPU
BTOを選ぶとき、最初に決めるべきなのはカスタマイズ項目ではなくベースとなるGPU・CPUです。
たとえば、希望するゲーム性能に対してGPUが不足しているのに、
- SSDを大容量化
- メモリを過剰に増量
- 水冷クーラーへ変更
- Windows 11 Proへ変更
- 延長保証を追加
しても、ゲームのfps不足そのものは解決しません。
まず、
- 遊ぶゲーム
- フルHD・WQHD・4K
- 60fps・144fps・240fpsなどの目標
- 必要なGPU
- 必要なCPU
を決めます。
ゲーミングPCのCPUとGPUはどっちが重要?予算配分を見る
カスタマイズより上位のベースモデルを選ぶ方がいい場合もある
BTOでは、安いモデルへ大量のオプションを追加すると、最初から上位構成を選んだ方が適していたということがあります。
特に、
- GPU
- CPU
- マザーボード
- ケース
などは、購入後に変更すると費用や作業量が大きくなりやすい部分です。
カスタマイズ画面で不足を補い続ける前に、そもそもベースモデルが用途に合っているか確認しましょう。
BTOカスタマイズの優先順位一覧
| 項目 | 優先度 | 主な判断基準 |
|---|---|---|
| GPU | 最優先 | 解像度・fps・ゲーム |
| CPU | 高 | 高fps・ゲーム・作業用途 |
| メモリ | 高 | 容量不足を防ぐ |
| SSD | 高 | ゲーム本数・動画・データ量 |
| 電源 | 中〜高 | GPU・CPU・将来の増設 |
| CPUクーラー | 中 | CPU・温度・騒音 |
| Wi-Fi | 必要なら高 | 有線LANを使えるか |
| Windows Pro | 必要な人のみ | Pro固有機能 |
| 延長保証 | 人による | PC価格・保証範囲 |
| RGB・装飾 | 低 | 見た目の好み |
メモリは容量不足を防ぐことを優先
メモリは、BTOで比較的よく変更される項目です。
ゲーム用PCでは、単純に「多ければ多いほど速い」と考えるのではなく、自分の用途で不足しない容量を選びます。
メモリ不足が起こると、ゲームだけでなく、
- Discord
- Webブラウザ
- 配信ソフト
- 動画編集
- MOD
- 複数アプリの同時使用
などを組み合わせたときに余裕がなくなります。
一方、使わない大容量メモリへ予算を使ってもゲーム性能が大幅に上がるわけではありません。
16GBから32GBへの変更は検討しやすい
現在検討している構成の標準メモリが少なく、ゲーム以外のアプリも同時に使う予定なら、メモリ増量は優先度の高いカスタマイズです。
特に、
- 重いゲーム
- MOD
- 配信
- 動画編集
- ブラウザを大量に開く
- 長期間同じPCを使う
なら余裕を確保する意味があります。
64GB以上は用途が決まっている人向け
64GB以上のメモリが必要かどうかは用途によります。
ゲームだけなら容量を使い切らないケースも多いため、
- 高度な動画編集
- 3DCG
- Unreal Engineなどの制作
- 大量のMOD
- 仮想マシン
- 重いクリエイティブ用途
など、必要性が明確な場合に検討するとよいでしょう。
SSDはゲームを何本入れるかで決める
SSD容量はゲーム性能そのものより、PCを使い始めた後の快適さに大きく影響します。
容量が足りなくなると、
- ゲームを削除する
- 再ダウンロードする
- 動画や画像を別ドライブへ移す
- SSDを追加する
といった管理が必要になります。
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SSDは後から追加しやすいので優先しすぎなくてもいい
SSDはPCパーツの中では比較的増設しやすい部類です。
そのため予算が厳しい場合、GPUを下げてSSD容量を増やすより、まずGPU性能を確保し、必要になった時点でSSDを追加する方法があります。
ただし、
- M.2スロットが少ない
- 空きスロットがない
- 増設作業をしたくない
- 購入直後から大量のゲームを入れる
場合は、最初から十分なSSD容量を選ぶ方が楽です。
電源は容量だけでなく構成全体を見る
電源はゲームのfpsを直接上げるパーツではありません。
しかしGPU・CPUへ十分な電力を供給し、PC全体を安定して動かすための重要な部品です。
カスタマイズでは、
- GPU
- CPU
- 電源容量
- 電源効率
- 将来GPUを交換するか
を確認します。
必要以上に巨大な電源へ変更する必要はない
「容量が大きいほど高性能」と考えて、必要以上に大きな電源へ変更する必要はありません。
重要なのは、現在の構成と将来の予定に対して十分な余裕があることです。
逆に、将来上位GPUへ交換する予定が明確なら、最初から電源に余裕を持たせる考え方があります。
電源はSSDやメモリより交換が面倒
電源ユニットを交換すると、複数の電源ケーブルを接続し直す必要があります。
そのため、
- メモリ
- SSD
と比べると後から交換する手間は大きくなります。
長期間使う予定なら、購入時点で適切な電源を選ぶ価値があります。
CPUクーラーは高価な水冷なら良いとは限らない
冷却カスタマイズでは、空冷から水冷へ変更できるBTOもあります。
しかし、ゲーミングPCだから必ず水冷にする必要はありません。
CPUの発熱、ケースのエアフロー、騒音、長時間負荷などから判断します。
CPUクーラーの優先度が高くなる人
- 高性能CPUを長時間高負荷で使う
- ゲーム配信も行う
- 動画エンコードを頻繁にする
- 静音性を重視する
- 標準クーラーの冷却余裕が小さい
反対に、発熱が比較的小さいCPUなら、大型水冷へ追加費用を払う意味が小さい場合があります。
ケースファンは温度だけでなく騒音にも関係する
ケースファンの数や配置も冷却に影響します。
ただし「ファンが多ければ多いほど良い」とは限りません。
ケースの吸気・排気バランスやファン制御によっても温度・騒音は変わります。
ケースについてはこちらも参考にしてください。
Windows 11 Proはゲーム用という理由だけで追加しなくていい
BTOではWindows 11 HomeからProへ変更できる場合があります。
ただしProを選んだからゲームのfpsが上がるわけではありません。
Proを検討するのは、
- BitLocker Drive Encryption
- Windows標準リモートデスクトップのホスト
- Hyper-V
- Windows Sandbox
- 組織向け管理機能
などを利用する場合です。
Wi-Fiは有線LANを使えるなら必須ではない
デスクトップBTOの中にはWi-Fi非搭載モデルもあります。
自宅で有線LANを使えるなら、Wi-Fiが付いていないことだけを理由に候補から外す必要はありません。
一方、
- ルーターからLANケーブルを引けない
- 部屋が離れている
- 設置場所を変える
- Bluetoothも必要
なら無線機能を付ける価値があります。
延長保証はPC価格だけで決めない
延長保証もBTO購入時に迷いやすいオプションです。
一律に「必ず加入すべき」「絶対不要」とは言えません。
確認したいのは、
- 保証対象
- 保証対象外
- 修理回数や金額の条件
- 送料
- 使用予定年数
- 自分で部品交換できるか
- 故障時の自己負担を許容できるか
です。
見た目のカスタマイズは最後でいい
RGBファン、LED、外観パーツなどはゲーム性能へ直接影響しません。
見た目を重視するなら選んで問題ありませんが、予算が限られているなら、
- GPU
- CPU
- 必要なメモリ容量
- SSD
- 電源
を確保した後で考えるのがおすすめです。
後から交換しやすいパーツ・交換しにくいパーツ
| 項目 | 後からの変更 | 購入時の考え方 |
|---|---|---|
| メモリ | 比較的簡単 | 不足しなければ後回しも可能 |
| SSD | 比較的簡単 | 空きスロット確認 |
| GPU | 交換可能 | 価格が高く電源・ケースも影響 |
| CPU | やや手間 | ソケット・BIOS・冷却も確認 |
| CPUクーラー | やや手間 | 最初に適正品を選ぶと楽 |
| 電源 | 手間が大きい | 最初に適正容量を選びたい |
| マザーボード | 大きな作業 | ベースモデル選びが重要 |
| ケース | 非常に大きな作業 | 購入前にサイズ・冷却確認 |
予算が足りないときは何から削る?
BTOをカスタマイズして予算オーバーした場合は、すべてを少しずつ削るのではなく優先順位を付けます。
基本的には、
- 必要なGPU性能を維持
- 必要なCPU性能を維持
- 不足しないメモリを確保
- 最低限必要なSSD容量を確保
- 適正な電源・冷却を確保
- 使わないオプションを外す
という考え方が分かりやすいでしょう。
削りやすいカスタマイズ
用途次第では、
- 過剰なメモリ容量
- 過剰なSSD容量
- 必要以上の電源容量
- 不要なWindows Pro
- 使わないWi-Fi
- 過剰な水冷
- 装飾目的のパーツ
などを見直せます。
逆に削ってはいけないところ
価格だけを下げるために、必要な性能まで削るのは避けたいところです。
たとえば、
- WQHDで遊びたいのにGPUを大きく下げる
- 高fpsを狙いたいのにCPUを大きく下げる
- 必要容量よりメモリを減らす
- 構成に対して電源容量を不足させる
といった変更は、購入後の不満につながりやすくなります。
標準構成のまま買ってもいい?
用途に合っていれば標準構成のままで問題ありません。
BTOだから必ず何かをカスタマイズしなければならないわけではありません。
特に完成度の高いモデルなら、
- GPU
- CPU
- メモリ
- SSD
- 電源
- 冷却
が最初から十分な場合があります。
カスタマイズ画面を見ていると上位パーツへ変更したくなりますが、「必要だから変更する」ことが基本です。
BTOカスタマイズでありがちな失敗
GPUを下げて他のパーツを豪華にする
ゲーム目的なら、GPU性能不足の影響は大きくなります。
水冷・大容量SSD・RGBなどを優先した結果、必要GPUを下げてしまわないようにしましょう。
メモリを必要以上に増やす
大容量メモリが必要な用途でなければ、その予算をGPU・SSDなどへ回した方が有効な場合があります。
SSD容量だけを見てスロットを確認しない
後から増設する予定なら、マザーボードのM.2スロットなども確認すると安心です。
電源を数字だけで選ぶ
単純なW数だけでなく、現在のGPU・CPU構成に対して適切かを確認します。
水冷なら必ず静かだと思う
冷却方式だけで騒音は決まりません。
ラジエーターファン・ポンプ・ケースファンなども関係します。
Wi-Fi付きだから高性能だと思う
無線LAN機能とゲーム性能は別です。
GPU・CPU構成を先に確認してください。
Proの方がゲーム向けだと思う
Windows 11 Proはゲーム性能を上げるためのエディションではありません。
用途別のカスタマイズ例
| 用途 | 優先しやすい項目 |
|---|---|
| フルHD高fps | GPU・CPU |
| WQHD | GPU・メモリ・SSD |
| 4K | GPU・VRAM・電源 |
| FPS競技 | GPU・CPU・有線LAN |
| ゲーム配信 | CPU・GPU・メモリ・SSD・通信 |
| MOD | GPU・VRAM・メモリ・SSD |
| 動画編集 | CPU・GPU・メモリ・SSD |
| 長期間使用 | 基本性能・電源・冷却・保証 |
BTOカスタマイズを6ステップで決める
- 解像度と目標fpsを決める
- GPU・CPUを決める
- メモリ・SSDが足りるか確認
- 電源・冷却が適切か確認
- OS・Wi-Fi・保証の必要性を確認
- 最後に予算オーバー部分を削る
1. 解像度とfps
フルHD・WQHD・4Kと目標fpsを先に決めます。
2. GPU・CPU
希望するゲーム性能を満たすベース構成を選びます。
3. メモリ・SSD
不足すると困る容量を確保します。
4. 電源・冷却
構成に対して適切かを確認します。
5. オプション
Wi-Fi・Windows Pro・延長保証など、本当に使うものだけ追加します。
6. 最終予算
不要なオプションを削り、必要性能を落としすぎていないか確認します。
BTOカスタマイズに関するよくある質問
BTOはカスタマイズしないとダメ?
いいえ。
標準構成が用途を満たしていれば、そのまま購入して問題ありません。
一番おすすめのカスタマイズは?
構成によりますが、標準状態で不足しているメモリ・SSDなどは改善効果を感じやすい項目です。
ただし必要GPU・CPUが不足している場合は、そちらを先に見直してください。
SSDとメモリならどっちを優先?
メモリ不足が起こる用途ならメモリ、ゲーム保存容量が不足するならSSDです。
どちらも必要量を超えて増やす必要はありません。
電源は大きいほどいい?
必要以上に大きくする必要はありません。
GPU・CPU構成と将来の交換予定に合った容量を選びます。
水冷へ変更した方がいい?
CPUの発熱や静音性の要求によります。
すべてのゲーミングPCに水冷が必要なわけではありません。
Windows Proは付けるべき?
ゲーム中心ならHomeから検討できます。
Pro固有機能が必要な場合のみ変更します。
Wi-Fiは付けるべき?
有線LANを使えない場合は優先度が高くなります。
有線LANを使えるなら必須ではありません。
延長保証は付けるべき?
PC価格・保証内容・自力で部品交換できるかなどによって判断します。
BTOメーカーを比較するとカスタマイズしやすい
メーカーによって、
- 標準構成
- 選べるパーツ
- 電源
- 冷却
- ケース
- 保証
- カスタマイズ範囲
は異なります。
同じGPU・CPUでも、最初から必要な構成が含まれていればカスタマイズ費用や手間を減らせます。
標準パーツを確認しながら調整したいならサイコム
G-Master Velox II Intel Editionは、Core i5-14400F・RTX 5060・メモリ16GB・NVMe SSD 1TBを標準構成とし、メモリや冷却などを用途に合わせて変更できます。32GBメモリなど必要な変更を加えた最終総額で比較してください。
BTOパソコンはどこがいい?ゲーミングPCメーカーを比較する
結論:全部上位にせず、必要性能→容量→交換しにくい部分の順で決める
| 優先順位 | 項目 |
|---|---|
| 1 | 必要なGPU |
| 2 | 必要なCPU |
| 3 | 不足しないメモリ |
| 4 | 必要なSSD容量 |
| 5 | 適切な電源 |
| 6 | 必要な冷却 |
| 7 | Wi-Fi・OS・保証 |
| 8 | 見た目・装飾 |
BTOカスタマイズで重要なのは、豪華な構成を作ることではなく、自分が使う部分へ効率よく予算を配分することです。
最初にGPU・CPUで必要なゲーム性能を確保し、その後にメモリ・SSD・電源・冷却を確認します。
Wi-Fi・Windows Pro・延長保証などは必要性が明確な場合だけ追加すれば、不要な追加費用を抑えやすくなります。
また、メモリやSSDは比較的後から増設しやすい一方、電源・マザーボード・ケースなどは交換の手間が大きいため、購入時点での確認がより重要です。


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