これからゲーム配信を始めるとき、「ゲーミングPCはどのくらいのスペックが必要?」「ゲームだけなら動くPCでも配信できる?」「RTX 5080のような高性能GPUまで必要?」と迷うことがあります。
結論からいうと、現在のゲーミングPCなら、配信だけを理由に最上位クラスまで性能を上げる必要はありません。
重要なのは、遊ぶゲームと解像度に必要なGPUを先に決め、そのうえでCPU・メモリ・SSD・回線に余裕を持たせることです。
特にこれから1台のPCでゲームとライブ配信を行うなら、GPUのハードウェアエンコードを活用し、メモリ32GB・SSD 1TB以上を基準にすると構成を決めやすくなります。
先に結論
- フルHD配信を始めたい:RTX 5060 / RX 9060 XTクラスから候補
- ゲームもWQHDで快適にしたい:RTX 5060 Ti / RTX 5070クラスが選びやすい
- WQHD高fpsを維持したい:RTX 5070 Ti / RX 9070 XTクラスも候補
- CPU:高fpsゲームほど余裕を持たせる
- メモリ:これから買うなら32GBを基準
- SSD:1TB以上、録画を多く残すなら2TBも有力
- 回線:可能なら有線LAN
配信のためだけに高価なPCを買うより、ゲーム側の要求性能を基準に決めるのがおすすめです。
- ゲーム配信用PCに必要なスペック
- ゲーム配信用PCのおすすめ構成目安
- 1台のPCでゲーム配信できる?
- 配信用に2台のPCは必要?
- 配信用PCはGPUから決める
- RTX 5060クラス
- RTX 5060 Ti・RX 9060 XTクラス
- RTX 5070クラス
- RTX 5070 Ti・RX 9070 XTクラス
- RTX 5080は配信に必要?
- GeForceとRadeonは配信ならどっち?
- CPUはどのくらい必要?
- 配信するならCPUを最上位にするべき?
- 高fps配信ではCPUを下げすぎない
- ゲーム配信用PCのメモリは32GBがおすすめ
- 64GBメモリが必要な人
- SSDは1TBで足りる?
- 配信と録画は別に考える
- ゲームはWQHD、配信はフルHDでもいい?
- ゲーム配信では有線LANがおすすめ
- 回線速度は「最大○Gbps」だけで判断しない
- キャプチャーボードは必要?
- 配信するならモニターは2枚必要?
- 配信用PCで優先するカスタマイズ
- 配信向けPCで避けたい構成
- ゲーム配信用PCを選ぶ順番
- 用途別おすすめ
- ゲーム配信用PCのチェックリスト
- ゲーム配信用PCに関するよくある質問
- 結論:配信用PCは「ゲーム性能+少しの余裕」で選ぶ
- GPU別にゲーミングPCを比較する
ゲーム配信用PCに必要なスペック
ゲーム配信では、PCが同時に複数の処理を行います。
- ゲームを動かす
- 映像を取り込む
- 配信用映像へエンコードする
- マイク音声を処理する
- 配信ソフトを動かす
- ブラウザやコメント欄を表示する
- Discordなどを使う
- 必要なら同時に録画する
そのため、ゲームだけをするPCより多少余裕のある構成が使いやすくなります。
ただし、現在はGPU側の専用エンコード機能を利用できるため、昔のように「配信するならCPUを大幅に強化しなければならない」とは限りません。
ゲーム配信用PCのおすすめ構成目安
| 用途 | GPU目安 | メモリ | SSD |
|---|---|---|---|
| フルHDゲーム+配信 | RTX 5060 / RX 9060 XTクラス | 32GB推奨 | 1TB以上 |
| フルHD高fps+配信 | RTX 5060 Ti / RTX 5070クラス | 32GB | 1TB以上 |
| WQHDゲーム+配信 | RTX 5070クラス | 32GB | 1〜2TB |
| WQHD高fps+配信 | RTX 5070 Ti / RX 9070 XTクラス | 32GB以上 | 2TBも有力 |
| 高画質ゲーム+配信+編集 | RTX 5070 Ti〜RTX 5080クラス | 32〜64GB | 2TB以上も検討 |
実際に必要な性能はゲームによって変わるため、表は絶対条件ではありません。
まず「自分が配信したいゲームを、どの解像度・fpsで遊びたいか」を決めることが重要です。
1台のPCでゲーム配信できる?
ほとんどの人は1台のゲーミングPCから始めて問題ありません。
現在のGPUには映像エンコードを行う機能が搭載されているため、ゲーム処理とは別に配信用映像を効率よく処理できます。
そのため、
- ゲーム
- OBSなどの配信ソフト
- マイク
- コメント表示
- Discord
程度なら1台でまとめる方が構成も管理も簡単です。
配信用に2台のPCは必要?
最初から2台構成にする必要はありません。
2PC配信は、
- 配信専用PCを別に用意する
- キャプチャーボードで映像を送る
- 音声経路を管理する
- 2台分の設置場所を用意する
必要があり、費用だけでなく設定も複雑になります。
次のような明確な理由がある場合に検討すれば十分です。
- ゲーム側のfpsを極力落としたくない
- 配信とゲームを完全に分離したい
- 大規模な配信環境を構築したい
- すでに余っているPCがある
初心者は1PC配信から始める方が失敗しにくいです。
配信用PCはGPUから決める
ゲーミングPC選びでは、配信の有無より先にゲーム側のGPU性能を決めます。
例えば、フルHDで軽いゲームを配信するのに、配信するという理由だけでRTX 5080まで上げる必要はありません。
逆に、WQHDの重いゲームを高fpsで遊びながら配信するならGPUへ余裕を持たせる価値があります。
RTX 5060クラス
フルHD中心でゲーム配信を始めたい人の候補です。
比較的GPU負荷が軽いゲームや、画質設定を調整できるなら十分なケースがあります。
PC本体へ予算を使いすぎず、
- マイク
- モニター
- キーボード
- マウス
なども同時に揃えたい人にも向いています。
RTX 5060 Ti・RX 9060 XTクラス
フルHDで余裕を持たせたい人や、ゲームによってWQHDも使いたい人向けです。
フルHD高fpsと配信を両立したい場合にも選びやすくなります。
RTX 5070クラス
WQHDでゲームをしながら配信したい場合に選びやすいクラスです。
フルHDで高いfpsを狙う場合にも余裕を持たせやすくなります。
配信だけでなく動画編集にも使いたい人にも候補になります。
RTX 5070 Ti・RX 9070 XTクラス
WQHD高fpsや高画質設定を維持しながら配信したい場合に向いています。
ただし、フルHDの軽いゲーム配信だけなら過剰になる可能性があります。
RTX 5080は配信に必要?
「配信するからRTX 5080が必要」ということはありません。
RTX 5080クラスを選ぶ意味が出やすいのは、
- 4Kなど高解像度でゲームをする
- 重いゲームを高画質で遊ぶ
- 高リフレッシュレートを狙う
- 動画編集や制作も本格的に行う
- ゲーム以外にもGPUを多用する
場合です。
配信自体はより下のGPUクラスでも可能なので、ゲーム側の必要性能から判断してください。
GeForceとRadeonは配信ならどっち?
どちらでもゲーム配信は可能です。
GPU選びでは、配信だけでなく、
- 遊ぶゲーム
- レイトレーシング
- アップスケーリング
- VRAM容量
- 動画編集
- 生成AI・CUDAなどの用途
まで含めて判断する方がよいでしょう。
特定の配信ソフトや編集ソフトを使う予定なら、そのソフトとの相性も確認してください。
CPUはどのくらい必要?
ゲーム配信ではGPUだけでなくCPUにも余裕がある方が使いやすくなります。
特にCPU負荷が高くなりやすいのは、
- 高fpsゲーム
- シミュレーション系ゲーム
- ゲームをしながら多数のソフトを起動する
- CPU側で映像エンコードする
- 配信しながら動画処理も行う
場合です。
配信するならCPUを最上位にするべき?
必ずしも必要ありません。
GPUのハードウェアエンコードを使用する構成なら、配信のためだけにCPUを最上位へ上げる必要性は下がります。
予算が限られているなら、
- ゲームに必要なGPU
- GPUに合うCPU
- メモリ32GB
- SSD容量
の順でバランスを取る方が効率的です。
高fps配信ではCPUを下げすぎない
144fps・240fpsなど非常に高いfpsを狙うゲームではCPU性能も重要です。
例えば、ゲーム自体がCPU性能へ強く依存する場合、GPUを高性能化するだけではfpsが伸びにくくなります。
その状態で配信ソフトやブラウザなども同時に動かすため、CPUに余裕を持たせる意味があります。
ゲーム配信用PCのメモリは32GBがおすすめ
これから配信用ゲーミングPCを購入するなら、32GBを基準にするのがおすすめです。
ゲームだけなら16GBで動くタイトルもありますが、配信時には、
- ゲーム
- OBS
- ブラウザ
- Discord
- 配信管理画面
- 音声ソフト
などを同時に起動することがあります。
16GBでも配信できるケースはありますが、新しくPCを買うなら32GBにしておく方が余裕を持たせやすくなります。
64GBメモリが必要な人
ライブ配信だけなら64GBが必須とは限りません。
64GBを検討したいのは、
- 配信後に本格的な動画編集をする
- 4K動画を扱う
- 大型MODを多数使用する
- 生成AIなども同じPCで使う
- 複数の重い制作ソフトを同時使用する
場合です。
配信だけを理由に64GBへ増やすより、GPU・CPU・SSDとのバランスを優先しましょう。
SSDは1TBで足りる?
ライブ配信だけなら1TBでも使えますが、ローカル録画も残すなら2TBの価値が高くなります。
ゲーム本体だけでも容量を使ううえ、配信映像をPCへ保存するとストレージ消費が増えます。
1TBが向いている人
- インストールするゲーム数が少ない
- 配信映像を大量に保存しない
- 必要なら後からSSDを追加できる
2TBが向いている人
- 大型ゲームを複数入れる
- 配信と同時に録画する
- 動画編集もする
- 録画データをしばらく残す
配信と録画は別に考える
ライブ配信は映像をインターネットへ送りますが、同時録画する場合はSSDへ映像データを書き込みます。
そのため、
- ライブ配信だけ
- 配信+ローカル録画
- 録画後に動画編集
では必要なストレージ容量が変わります。
YouTubeなどへ編集動画も投稿したいなら、PC購入時から2TBを選ぶか、増設しやすい構成にしておくと管理しやすくなります。
ゲームはWQHD、配信はフルHDでもいい?
問題ありません。
自分がゲームを表示する解像度と、視聴者へ送る配信映像の解像度は別に考えられます。
例えばWQHDモニターでゲームをプレイしていても、配信用には負荷・通信量・視聴環境を考えて別の出力設定を選べます。
そのため「WQHDでゲームをする=必ずWQHDで配信しなければならない」というわけではありません。
ゲーム配信では有線LANがおすすめ
配信は映像データを継続してアップロードするため、最大速度だけでなく安定性が重要です。
可能ならゲーミングPCは有線LANでルーターへ接続する方が管理しやすくなります。
Wi-Fiでも配信はできますが、
- 電波干渉
- ルーターとの距離
- 壁や家具
- 同時接続端末
などによって通信状態が変化することがあります。
ゲーム配信では、PC性能だけでなく回線の安定性も確認しておきましょう。
配信とオンラインゲームを同時に行う場合は、最大速度だけでなくPing・安定性・IPv6・自宅の配線環境まで含めて判断するのがおすすめです。
回線速度は「最大○Gbps」だけで判断しない
配信ではダウンロード速度だけを見るのではなく、安定したアップロード通信ができるかが重要です。
また、契約回線の最大速度が高くても、自宅内のWi-Fiや混雑などで実際の通信品質が変わります。
配信設定で使用する通信量に対して、余裕のあるアップロード環境を確保しましょう。
キャプチャーボードは必要?
PCゲームを同じPCから配信するだけなら、必ずしもキャプチャーボードは必要ありません。
必要になりやすいのは、
- 家庭用ゲーム機をPCへ取り込む
- 2台のPCで配信する
- 外部映像機器を取り込む
場合です。
PCゲームの1PC配信から始めるなら、まずキャプチャーボードなしで環境を構築できます。
配信するならモニターは2枚必要?
必須ではありませんが、2画面あると便利です。
メインモニターにゲームを表示し、サブモニターへ、
- 配信ソフト
- コメント
- 配信管理画面
- Discord
を表示できます。
ただし、PC購入時に予算が厳しいなら、最初から2枚揃えなくても構いません。
配信用PCで優先するカスタマイズ
BTOで配信用PCを注文するなら、優先順位は次のように考えると分かりやすくなります。
- ゲームに必要なGPU
- GPUと用途に合うCPU
- メモリ32GB
- SSD 1TB以上
- 必要ならSSD 2TB
- CPUに合う冷却
- 有線LAN環境
RGB・液晶付き水冷など外観カスタマイズは、必要性能を確保したあとで考える方が失敗しにくくなります。
配信向けPCで避けたい構成
メモリ16GBギリギリの構成
ゲームだけなら足りても、ブラウザや配信ソフトを同時に使うと余裕が小さくなります。
SSD 500GBだけ
大型ゲームと録画データを保存すると容量不足になりやすいため、新規購入なら1TB以上を基準にした方が管理しやすくなります。
GPUだけ高性能でCPUが極端に弱い
特に高fpsゲームではCPU性能不足がボトルネックになりやすくなります。
配信するという理由だけで最上位GPUを選ぶ
配信自体はミドルクラスGPUでも可能です。
GPU性能は「どのゲームを、どの解像度・fpsで遊ぶか」から決めましょう。
Wi-Fi環境を確認せず無線だけで運用する
無線LANを使うなら、PCのWi-Fi性能だけでなく、自宅のルーター・距離・電波環境も重要です。
ゲーム配信用PCを選ぶ順番
- 配信したいゲームを決める
- ゲームする解像度を決める
- 目標fpsを決める
- 必要なGPUを決める
- GPUに合うCPUを選ぶ
- メモリを32GB基準で決める
- 録画量からSSD容量を決める
- 回線・有線LAN環境を確認する
- マイクやモニターなど周辺機器を揃える
この順番なら「配信するから高いPCを買う」という曖昧な選び方を避けられます。
用途別おすすめ
初めてゲーム配信する人
フルHD中心ならRTX 5060〜RTX 5060 Ti / RX 9060 XTクラスから検討し、32GBメモリ・1TB SSDを基準にすると構成を作りやすくなります。
FPSを高fpsで配信したい人
GPUだけでなくCPU性能も重要です。
144Hz・240Hzモニターを使うなら、配信時にもゲーム側で目標fpsを維持できるかを考えましょう。
WQHDで配信したい人
RTX 5070クラスを基準に、重いゲームや高fpsを狙うならRTX 5070 Ti / RX 9070 XTクラスまで比較します。
配信後に動画編集もしたい人
GPUだけでなくCPU・32GB以上のメモリ・2TB SSDなど、制作作業まで考えた構成にすると使いやすくなります。
ゲーム配信用PCのチェックリスト
- 配信したいゲームは決まっているか
- フルHD・WQHD・4Kのどれで遊ぶか
- 60fps・144fps・240fpsのどこを狙うか
- GPU性能はゲームに十分か
- CPUを下げすぎていないか
- メモリは32GBあるか
- SSDは1TB以上あるか
- 録画するなら2TBも検討したか
- 有線LANを使えるか
- マイクやサブモニターの予算を残しているか
ゲーム配信用PCに関するよくある質問
普通のゲーミングPCでも配信できる?
できます。
現在販売されているゲーミングPCの多くは、ゲームと配信を1台で行える性能を持っています。
ただしゲーム側の要求性能とPC構成によって余裕は異なります。
配信するならRTX 5070以上が必要?
必須ではありません。
フルHD中心ならRTX 5060・RTX 5060 Tiクラスでも候補になります。
RTX 5070以上が必要かはゲーム・解像度・fpsから判断します。
メモリ16GBでも配信できる?
できますが、これから新規購入するなら32GBを基準にする方がおすすめです。
ゲーム・OBS・ブラウザ・Discordなどを同時に使用する余裕を確保しやすくなります。
64GBは必要?
ライブ配信だけなら必須ではありません。
4K動画編集・生成AI・大型MODなども使うなら検討価値があります。
配信するならIntelとRyzenどっち?
どちらでも可能です。
CPUブランドだけでなく、ゲーム性能・価格・GPUとの予算配分・編集など他用途まで含めて選びましょう。
配信用に水冷は必要?
必須ではありません。
使用するCPU・静音性・ケースの冷却性能から決めます。
ゲーム配信はWi-Fiでもできる?
できます。
ただし安定性を重視するなら有線LANを使える環境の方が選びやすくなります。
配信と録画を同時にすると性能は必要?
ライブ配信だけよりPC側の処理とストレージ使用量が増えます。
特に長時間録画する場合はSSD容量に余裕を持たせてください。
結論:配信用PCは「ゲーム性能+少しの余裕」で選ぶ
ゲーム配信用PCは、配信するという理由だけで最高性能の構成を選ぶ必要はありません。
まず遊ぶゲーム・解像度・目標fpsからGPUを決め、そのうえで、
- CPUに余裕を持たせる
- メモリ32GB
- SSD 1TB以上
- 録画するなら2TBも検討
- 安定したネット回線
を整えるのがおすすめです。
1台のゲーミングPCから始め、実際に配信して不足を感じた部分だけ後から強化する方が、無駄な出費を抑えやすくなります。


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